2020年10月訪日外国人客数
2020年11月
執筆:インバウンドアナリスト
宮本 大
日本政府観光局が発表した2020年10月の訪日外国人客数は10月単月で27,400人となった。同年前月比は+100%。前年同月比は▲98.9%となった。
国別で見ていくと、アジアでは中国:4500人と先月より+1500人。ベトナムは6700人と先月の2700人から大幅増加。韓国:2000人、台湾:1300人とやや増加。また、タイからの入国は1400人、インドからは700人となった。
英国:300人、フランス400人と、先月からお大幅に増加。ドイツ:300、米国:900人、カナダ100人と先月から増減。アジアと欧米からの訪日客数はどの国も増加した。
以下の図は北南米・欧州・豪州の地域合計の2020年8月分まで反映。
以下の図はアジア地域合計の2020年8月分まで反映。
日本政府は10月より原則として全ての国から新規入国を許可しており、先月から訪日客数は倍増した。アジア各国とのレジデンストラックやビジネストラックなどにより、新規在留資格者やビジネスの往来の再開が大きく寄与したと思われる。また、前月比で減少した欧米からの入国者は大幅に増加した。
11月に入り欧州でコロナ感染者増加により、再びロックダウンを行っており、また日本でも感染者数が急増している。そのような中、日本政府は入国制限を緩和しており、引き続き訪日客数は回復の一途をたどるだろう。今後の詳しいインバウンドの回復の予想は月次レポートを参照。
筆者紹介
・立命館大学卒
・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社
・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当
・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)
・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事
会社紹介
Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。
また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。
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