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円安でも日本のインバウンドバブルは永遠ではない

  • 2 時間前
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インバウンド

 コロナが明け、日本列島はインバウンドブームに沸いた。円安という追い風もあり、2025年の訪日観光客は4000万人台に達した。


 このわずかな間、お茶の間ではインバウンド、インバウンド、インバウンド。それに伴い、今まで観光業とは関係のなかった業態からのインバウンド事業参入も相次ぎ、誰もが口を開けばインバウンドという状態だった。


 しかし今、その熱狂にも少しずつ変化の兆しが見え始めている。

その大きな要因の一つが、イラン・イスラエル情勢をはじめとした中東情勢の緊迫化と、ホルムズ海峡リスクだ。


 これは旅行業、とくに日本へ来日するインバウンド市場にとって、大きなネガティブ要因となりうる。足元では、ジェット燃料価格の高騰によって、航空各社のコスト負担も増加している。また、原油価格の上昇に伴い、コロナ後から続く世界的なインフレ傾向もさらに加速している。実質賃金は目減りし、人々は生活防衛へと舵を切り始めている。


 そして人間は、生活防衛局面に入った時、まずレジャー・余暇・嗜好品・外食などから消費を削る。

残念ながら、このインフレは仮にホルムズ海峡が再び通行可能になったとしても、簡単には元に戻らないと私は見ている。物価は高止まりし続ける可能性が高い。


 私個人的には、インバウンドに関わる事業者や世間一般の方々と話していると、とにかくインバウンド市場に対して楽観的な空気が強く、驚きを隠せない。相場の格言でも、「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、熱狂の中で消えていく」という言葉があるように、今はまさに“熱狂”の局面にあるようにも見える。


 この2年間、私どもLocalizedはインバウンドブームの恩恵を受け、会社を大きく成長させることができた。これは本当に感謝しかない。


 またその間、私自身もこうして文章を書いたり発信したりする暇もないほど、インバウンドの最前線で汗を流してきた。しかし、だからこそ、再びこうして文章を書き、発信していくことで、次の危機をどう乗り越えるのか、自分自身の頭の中も整理していければと思っている。



 
 
 

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