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中国からの訪日客数は4倍増!2020年11月訪日外国人客数

2020年11月訪日外国人客数


2020年12月

執筆:インバウンドアナリスト

宮本 大



 日本政府観光局が発表した2020年11月の訪日外国人客数は11月単月で56,700人となった。同年前月比は+106%と倍増。前年同月比は▲97.7%となった。



 国別で見ていくと、アジアでは中国18,100人と先月の4,500人から約4倍増。ベトナムは14,700人と先月の6,700人から約2倍増。韓国は2,800人と先月の2,000人からやや増加。台湾は1,200人と先月から100人減。タイも先月から400人減の入国者数は1,000人となった。


 英国300人、フランス500人、ドイツ300人と、先月からほぼ変わらずの水準。米国1,100人と4桁回復。中国とベトナムからの入国者数で訪日客数をけん引した形となった。その他の国からは大きな変化はなかった。


以下の図は北南米・欧州・豪州の地域合計の2020年9月分まで反映。



以下の図はアジア地域合計の2020年9月分まで反映。




 日本政府は10月より原則として全ての国から新規入国を許可しており、先月から訪日客数は倍増した。要因はアジア各国とのレジデンストラックやビジネストラックなどにより、日本への行き来の自由度が上がったと思われる。ただ、今回は中国とベトナムからの訪日客数が全体数を大きくけん引しており、他のアジア国や、欧米諸国からの訪日客数は鈍化した。


 12月に入り北半球では感染者が増加しており、各国それぞれロックダウンや入国規制などの対応を行っている。日本は感染者数が急増している中、日本への入国制限には変化はなく、引き続き入国制限を緩和していく方向は変わらないだろう。だた、中国とベトナムからの入国者数がどれだけ伸びるのかは未知数であり、他の国からの訪日客数が伸びなければ、全体の訪日客数が今まで同様倍増ペースで増えていくことは考えにくい。今後の詳しいインバウンドの回復の予想は月次レポートを参照



筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事



会社紹介

Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。


 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。




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