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水星逆行入りで相場は荒れる!?9月第4週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し

インバウンド・国内旅行関連銘柄の投資情報


今週のインバウンド及び国内旅行関連銘柄の情報


 インバウンド銘柄の主な材料は:

・JALは2022年1月までの国際線運航計画を発表。10月には成田行きアジア3路線を増便し、アジア-北米間の乗り継ぎ需要を強化する。11月からは欧州線を増便するほか、12月には北米からの中部行き臨時便を運航する。10・11月の減便率は73%で、7割以上が運休となる。


国内旅行関連銘柄の主な材料は:

・JR東海は東海道新幹線月次利用状況を発表。9月(21日まで)の利用状況は前年比16%減で、今年度に入り初めて前年を下回った。また、コロナ禍前の前々年比では68%減で、平常の3割程度しか利用客がいない状況が続いている。



主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値2065.03 高値2091.50 安値2043.55 終値2090.75 (▲9.42)

予想PER17.70 予想PRB1.39 予想EPS 118.12

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値30,021.25 高値30,276.38 安値29,957.88  終値30,248.81 (▲251.24)

NT倍率14.46


インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス



9月4週目の株式相場のまとめ


 中国の不動産大手エバーグランデの問題を強く意識した一週間であった。加えて、FOMCもあり、積極的にポジションを取りに行きにくかった。また日本はシルバーウィークで祝日を挟み、週初は高値警戒感からの利益確定売りもあり、日経平均株価は大きく下落して始まった。


 しかし、23日に控えたエバーグランデの利払いが遂行されるという報道があり、またFOMCも無難に通過したことによって、市場の過度な警戒感が和らぎ、株価は反発して週の取引を終えた。



インバウンド及び国内旅行関連モニタリング銘柄の動き

以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。 


 米国入国の際に外国人旅行者にワクチン接種を義務化するという報道で、厳しい入国制限を敷く日本にも影響があるとの思惑から、期待感先行でJALとANAの空運株の上昇が目立った。また、行動制限緩和の期待先行もあり、一風堂を運営する力の源ホールディングスやJフロントリテイリングも堅調であった。


 

 国内旅行関連銘柄は、9月末の緊急事態宣言の全面解除の報道や、行動制限緩和による経済正常化期待先行から、エアトリなどのネット旅行関連銘柄に買いが集まった。一方、HISやKNTCTなども株価は上昇したものの、新高値はまだ遠い。これは各社の財務内容と業績回復期待を織り込んでいるからだと考えられる。




9月5週目の材料


27日

景気先行指数(日)

耐久財受注(米)


28日

権利付き最終売買日(日)


29日

自民党総裁選(日)


30日

鉱工業生産(日)

新規失業保険申請件数(米)

GDP確報値(米)


1日

完全失業率(日)

日銀短観(日)

ISM製造業景気指数(米)



株式相場の見通し


 自民党総裁選、権利付最終売買日、月末アノマリー、緊急事態宣言解除の最終判断、小売企業の決算本格化、中国エバーグランデ関連の問題、そして水星逆行。相場の材料が満載の一週間となる。特に自民党総裁選で外国人投資家が次期総理として予想をしている河野太郎氏が落選した場合の先物や関連銘柄(クリーンエネルギー関連)の値動きには注視したい。また、月末アノマリーや緊急事態宣言解除の判断なども材料となろう。


 一方、今週は中国エバーグランデのドル建て社債の利払い問題が一服しと思いながらも、一部の投資家に支払いが行われていないなどの報道もあり、今後も続く社債の利払いや、中国政府の動向にマーケットは神経質な展開が続くと予想する。29日には4750万ドルの利払いが予定されている。


 旅行・インバウンド関連銘柄は引き続き経済正常化への期待先行で買い目線ではいいと思われる。そして、緊急事態宣言の解除の有無や、行動制限緩和に向けての実証実験などの中身についての報道等も材料となろう。しかし、今週は相場の地合いにも考慮が必要だと考える。



筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事



会社紹介

 Japan Localizedは東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。現在はライブストリームで日本各地からオンラインツアーを行っております。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。


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