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GoToトラベル材料出尽くし!?9月第4週のインバウンド関連株及び国内旅行関連株の動きと見通し

9月第4週のインバウンド関連株及び国内旅行関連株の動きと見通し


2020年9月27日

執筆:インバウンドアナリスト

宮本 大


主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値1638.82 高値1646.62 安値1624.50 終値1634.23 (-12.19)

予想PER26.49 予想PRB1.18 予想EPS61.69 (+0.54)

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値23,245.89 高値23,370.13 安値23,039.48 終値23,204.62 (-155.69)

NT倍率14.19



9月4週目の株のまとめ


 2連休明けの日本の株式市場は軟調だった米国株に関わらず、底堅い展開となった。日経平均は一時23,039.48まで売り込まれる場面や、ドル円が104円まで円高に振れる場面があったものの、終値は23,204.62円で今週の取引を終えた。また来週初めの配当権利落日を意識した買いも相場の支えとなった。一方米国株は欧米で新型コロナウィルスの再拡大による経済活動の鈍化懸念や、米国の追加経済対策の見通しが立っておらず、株価は軟調に推移したが、追加経済救済策への期待により続伸して取引を終えた。



9月5週目の株の材料と動き


28日

景気先行指数(日)

消費者信頼感(米)


29日

鉱工業生産(日)

消費者信頼感(米)


30日

鉱工業生産(日)

ユーロ圏CPI(欧)

ADP雇用統計(米)

GDP確報値(米)


1日

日銀短観(日)

ユーロ圏失業率(欧)

PCEデフレーター(米)

新規失業保険申請件数(米)

ISM製造業景気指数(米)


2日

失業率(日)

雇用統計(米)

耐久財受注(米)

ミシガン大学消費者信頼感(米)


 9月5週目及び10月1週目の材料は、①米国重要経済指標、②米国の追加経済救済の動向、③米国ハイテク株の動向、④米国大統領選挙、⑤未定だった業績見通しの発表、⑥衆議院解散総選挙の動向だろう。米国はADP雇用統計、ISM製造業景気指数、耐久財受注など注目指標が週後半にある。また月曜日が配当権利付き最終売買日、そして8月締めの企業の決算発表が本格化。未定だった業績を発表する企業が多くなり、そちらの個別株の動きを注視しておかなければならない。ドル円の動向にも注視。




インバウンド及び国内旅行関連銘柄の動き

 以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 マツモトキヨシは8月の既存店が前年同月比▲1.8%まで回復したことをきっかけに大幅上昇。それ以外の株価はGoToトラベルやGoToイートなどの材料は出尽くし感で軟調な展開。日本百貨店協会が発表した8月の全国百貨店売上高概況は前年同月比▲22%と11カ月連続でマイナスとなり、インバウンド需要が蒸発したJフロントなどの百貨店株は低迷が続く。


 インバウンド需要が蒸発し、一般観光客の受け入れの見通しが見えないまま、GoToなどの材料が一旦出尽くし、今後は業績を見た動きとなるだろう。インバウンド銘柄の厳しい経営環境は変わらない。



以下の図は国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。



 GoToトラベルの材料は出尽くし。東京オリンピックに向けたIOCとの協議の報道も株価への影響はなく、7月のから反転した株価の利益確定の売りが続いた週であった。JRなど各社が出し始めている厳しい業績見通しなどを消化し、徐々にマーケットはコロナ暴落後の反発から冷静に業績を見ていく展開が始まるだろう。また、週末引け後にHISが発表した今期の業績見通しは、318億円の赤字と大変厳しい内容となった。HISは海外旅行売上高が高く、GoToトラベルの恩恵を大きく受けれてない。




筆者の個人的見解


 先週から日本株の流れは変わってきたと感じられる。今まではバリュー株とグロース株などが入れ替わり立ち代わりの循環物色の動きがあったが、企業の業績を冷静に見極める相場が始まったと思っている。またこれから8月締めの企業決算が本格化。経営環境が厳しい飲食・小売企業の業績見通しが市場予想より厳しかったり、また年末に向けて厳しい状況が続くことが予想されれば、株価の回復が遠のく可能性もある。またTOPIXのPERは引き続き高水準にあり、地合い的にここから一段高は見込めないだろう。


 一方、欧米で再びコロナウイスル感染者数が増加。欧州は再び厳しい行動規制を示唆しており、せっかく生えてきた景気回復の芽がつぶれる可能性が出てきた。筆者個人的に欧州は日本の数か月先を先行していると仮定し、日本のコロナ動向や対策がどうゆう方向に向かうのかを予想しているので、欧州の動向を常に注視しておく必要がある。



筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事

会社紹介

Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。




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