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ファンダメンタルズを見よ!9月第2週のインバウンド銘柄及び国内旅行関連株の動きと見通し

9月第2週のインバウンド銘柄及び国内旅行関連株の動きと見通し


2020年9月13日

執筆:インバウンドアナリスト

宮本 大


主要指数(週)


TOPIX(先週差)

始値1613..18 高値1636.64 安値1593.89 終値1636.64 (+20.04)

予想PER25.22 予想PRB1.18 予想EPS64.88 (+0.07)

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値23,145.47 高値23,412.93 安値22,878.71 終値23,406.49 (+201.06)

NT倍率14.30




9月2週目の株のまとめ


 米国のハイテク株の利益確定売りの流れが続き、値動きが不安定な1週間であった。ソフトバンクの米国個別株オプション取引、英国でのコロナワクチン治験中断、オリンピック開催やGoToトラベル東京の追加などのニュースがあった中、日経平均株価は底固く、出遅れ株やバリュー株への資金シフトの流れが目立った。週末のSQを消化し、また東京都がコロナウイスル感染症のレベルを1段階下げたことで、経済活動再開の本格を見据えて日経平均株価は上昇して週末の取引を終えた。




9月3週目の株の材料と動き


14日

自民党総裁選挙

鉱工業生産(日)


15日

NY連銀製造業指数(米)


16日

臨時国会(日)

小売売上高(米)


17日

日銀政策決定会合

FOMC(米)

住宅着工件数(米)

新規失業保険申請件数(米)

フィラデルフィア連銀景況指数(米9


18日

全国消費者物価指数(日)

景気先行指数(米)

ミシガン大学消費者信頼感指数(米)



 9月3週目の日本株式市場の主な材料は①自民党の総裁選挙と臨時国会での首相指名、②米中対立、③米国選挙の行方、④アメリカハイテク株の動向だろう。またこの週は国内での政治イベント及び重要な経済指標等の発表、日銀やFRBの金融政策の発表があり、来週の日本の4連休を見据えて日本株は大きく動く可能性がある。特に次期総理大臣の最有力候補の菅氏関連のテーマ株が注目されるだろう。また、アメリカのハイテク株が大きく売られている中、景気敏感株や出遅れバリュー株に資金がシフトしており、WFH銘柄などのコロナ禍相場は終わったと思われる。




インバウンド及び国内旅行関連銘柄の動き

 以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 IOCのバッハ会長の東京オリンピック開催を後押しする発言やGo Toトラベルキャンペーンで東京発着を10月から開始するなどの報道、また経済活動再開を見据えた相場全体の流れを受けてJALや寿スピリッツの株が上昇。一風堂などのブランドを有する力の源はGo To イートキャンペーンなどの材料もあり、月次業績が悪い中株価は上昇。百貨店株は引き続き低迷を続けている。先月から売られ過ぎたインバウンド銘柄はコロナ後の経済活動再開を見据えて株価は大きく反発してたものの、今後は7-9月期決算や今期の業績予想を見てからの動きになる可能性が高く、一旦踊り場相場となろう。




以下の図は国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。




 GoToトラベルの東京発着を10月から開始する報道やオリンピック開催を後押しするニュースなどで国内旅行関連株が大きく値を戻す流れが続いた。オープンドアの株価は年末の株価水準の9割ほどまで大きく値を戻している。また、出遅れたいた藤田観光株は大きく上昇も、HIS、KNTCTなどの店舗を持つ旅行代理店の株価は一服。今後は7-9月の業績や見送りをしていた今期の業績予想を見据えた株価の動きになるだろう。




筆者の個人的見解


 筆者個人の株式相場の動向の考えとしては、日経平均株価は思ったより底堅いものの、今期の業績予想の発表を見送っている企業が3割程度あるが、TOPIXの予想PERはまだ高い水準にあると考えられる。ただ、低PER、PBRの業績が良いバリュー株はまだ出遅れており、一部の銘柄に資金が集中しているのではないかと考える。ただ、その流れは先週から大きく変わったと思われる。WFHやハイテク銘柄の利益確定売りの流れが続き、グロースからバリューへ、また経済活動再開を見据えた展開となるだろう。


 その様中、次期総理大臣の経済政策や解散総選挙の可能性などの政治イベントも控えており、それに関連したデジタル庁やDXなどのテーマ株の動向を注視したい。また大統領選を前にした米中の対立が激化するなどのリスク要因もはらんでいる中、コロナ禍での米国の経済対策への予算合意を巡る期待が後退しており、引き続きこちらも注視しておかなければならない。あと、新規失業保険申請件数と雇用統計が改善すれば、経済回復を期待してロビンフッダ―の資金源が絶たれ、ハイテク株がさらに売られる可能性もある。


 今後は政治動向見ながらだが、マーケットは実態経済や企業の決算の中身を冷静にみる動きとなろう。業績が悪い企業の行き過ぎた株価は調整し、出遅れてた好業績のバリュー株が買われ、DXなどのテーマ関連のグロース株はさらに買われる流れが加速するだろう。




筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事

会社紹介

Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。


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