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ハイテクバブル崩壊か!?9月第1週のインバウンド銘柄及び国内旅行関連株の動きと見通し

9月第1週のインバウンド銘柄及び国内旅行関連株の動きと見通し


2020年9月6日

執筆:インバウンドアナリスト

宮本 大


主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値1621.93 高値1639.59 安値1606.84 終値1616.60 (+11.73)

予想PER24.94 予想PRB1.16 予想EPS64.81 (+0.08)

※モーニングスターより


日経平均株価指数(週)

始値23,147.14 高値23,580.51 安値23,047.77 終値23,205.43 (+322.78)

NT倍率14.35




9月1週目(8月5週)の株のまとめ

 安倍総理辞任の材料は週末を経て消化し、週初の日本株は反発で始まった。次期総裁最有力の菅官房長官の総裁立候補報道、アベノミクス継続方針での安心やGoToトラベルの東京発着を9月後半から開始する報道などで日経平均株価はコロナ前の水準に戻るものの、木曜日からアメリカのハイテク株の利益確定売りからの米株調整の流れを受け、日本株は反落して週末の取引を終えた。




9月2週目の株の材料と動き

7日

アメリカ休場

8日

GDP2次速報(日)

貿易収支(日)


9日


10日

機械受注(日)

新規失業保険申請件数(米)


11日

原油在庫(米)

消費者物価指数(米)


 9月2週目の日本株式市場の主な材料は①自民党総裁選の動向、②米国大統領選挙の動向、③国内景気回復の見通し、④アメリカハイテク株の動向だろう。次期自民党総裁選挙で最有力候補の菅官房長官の政策が示され、アベノミクス継続路線に加えて独自路線などの政策を打ち出しており、すでに地銀などが再編をにらみ株価は大きく動くなど、新政権下を見据えてのテーマ株の動きは活発化するだろう。また、過熱感があるハイテク関連株やWFH銘柄などの利益確定売りの流れ、出遅れ株やバリュー株の買い戻しなどが続く可能性もある。加えて週末SQもあり、相場のボラティリティーが大きくなる可能性がある。



インバウンド及び国内旅行関連銘柄の動き

 以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 Go Toキャンペーンに東京発着を9月後半ごろ開始するなどの報道で寿スピリッツなどの株価が先週大きく上昇したが、今週は反落。Jフロントなどの百貨店株は弱い月次やJALが9月減便4割など、厳しい経営環境は続き、株価は低迷したまま。ただ、9月に在留資格者の全面入国解禁があり、免税店や国境を跨ぐ人の移動などが先月で底打ちしたと考えらるので、今後の株価上昇余地はあると考える。




 以下の図は国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 引き続き勝ち組銘柄と負け組銘柄の差が広がっていく展開。9月後半にGo Toトラベルキャンペーンに東京発着を加える報道などで、KNTCTが大きく値を上げた半面、HISの戻りは鈍い。また、Go Toトラベルキャンペーンの取り組みに成功している星野リゾートのREITは堅調な半面、藤田観光の株価は低迷したままだ。今後もこのコロナ渦での勝ち組と負け組銘柄の差は広がっていくだろう。





筆者の個人的見解

 筆者個人の株式相場の動向の考えとしては、次期総理大臣最有力候補の菅氏がアベノミクスを継続することが確認され、市場に安心感が戻ったものの、日本が大きく成長させるインパクトがある目玉政策が出なければ、外国人投資家が日本株のアンダーウエイトを引き上げることもなく、バリュエーションが割高な日本株がここからまた上昇するとは考えにくい。また企業のトップラインが伸びるわけではなく、コストカットなどで収益を作っていく厳しい経営環境が続いているので、業績が良く、またコロナ渦の環境へ適応し、収益を出せる見通しがある個別銘柄に資金が集中すると思われる。


 懸念事項としては先週からアメリカのハイテク株が大きく下落しており、まだパニック売りにはなっていないものの、ここは注視しておかなければならない。アメリカはコロナ渦でロビンフッダ―と言われるミレニアル世代の株式投資が活況であり、大きくリスクをとってアメリカのハイテク株上昇を支えた。それがどこまで続くのかは不透明だが、アメリカの雇用情勢が改善すればするほど失業給付が減り、ハイテク株が下落するのではないかと個人的に考える。ただ、大規模の財政出動と金融緩和政策は継続しているので、心配なのは急激なインフレーションかスタグフレーション、若しくはデフレーションに陥ることだ。もしアメリカが日本の様にデフレーションになるのであれば、金融緩和がさらに続くと考えれる。なので、今後も物価指数などの経済指標も注意深く見なければならない。またドル円も長くレンジ相場が続いているが、こちらも注視しなければならない。

筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事

会社紹介

Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。

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