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オミクロン株出現で旅行株は暴落!?|インバウンド・国内旅行関連銘柄の投資情報

11月第4週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し


今週のインバウンド及び国内旅行関連銘柄の情報

インバウンド銘柄の主な材料は:


・マツキヨココカラ&カンパニーは、10月の月次売上を発表。統合後の既存店売上は前年同月比3.8%減。緊急事態宣言解除後の来店数の回復は数字上では確認されていない。


・JALは12月からの適用となる国際貨物の燃油サーチャージを国交省に申請。サーチャージ額は、米州・欧州など遠距離路線が1㎏あたり42円、アジア遠距離路線が21円で、前月から75%値上げとなる。足もとの原油高の影響を受けた格好。


国内旅行関連銘柄の主な材料は:


・エアトリは、出資先である株式会社ラストワンマイルが東証マザーズへ上場したと発表。ラストワンマイルは、引っ越し後の電気、ガス、インターネットなどのライフライン整備を代行しておこなうサービス「まるっとシリーズ」を提供。エアトリは同社株に対して約3%を保有している。


・HISは、第三者割当増資と新株予約権の発行の進捗を発表。総額215億円を3回に分割して調達する計画で、1回目の71.6億円の調達は払い込みが完了した。同額の2回目の実施を新たに発表した。


11月4週目の株式相場のまとめ


パウエル議長FRB議長の再任が決まったものの、市場は早期利上げ懸念が加速。米国金利の上昇に伴いドル円も115円台に入り、悪い円安が加速。日経平均株価は30,000円を手前に上値重たい展開が続いた。そして、週末に南アフリカで新たなコロナ変異株が確認されたという報道をきっかけに、日経平均株価は景気敏感株中心に大きく下落し、再び28,000円台に入り週末の取引を終えた。


旅行・インバウンド関連銘柄は期待先行の剥落に加えて、南アフリカで見つかった変異株の報道で大幅に下落。特にクルーズ旅行を扱うベストワンドットコムや空運2社の株価下落が目立った。



主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値2038.28 高値2047.62 安値1976.72 終値1984.98(▲59.55)

予想PER14.12 予想PRB1.10 予想EPS 140.57

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値29,618.55 高値29,806.49 安値28,605.61  終値28,751.62 (▲994.25)

NT倍率14.48

TOPIXと日経平均株価のチャート

インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス


インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス

以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。 


インバウンド関連銘柄

モニタリングをしているインバウンド関連銘柄は南アフリカで発見されたコロナ変異株の報道をきっかけに大幅に下落。富士急行や資生堂は年初来パフォーマンスがマイナスとなった。また、寿スピリッツの下落も目立った。


モニタリングをしている国内旅行関連銘柄も大幅に下落。GoToトラベルの材料出尽くし感に加えて、業績回復懸念が重石となった。


12月1週目の材料

29日

30日

完全失業率(日)

鉱工業生産(日)

1日

ADP雇用統計(米)

ISM製造業景況指数(米)

2日

新規失業保険申請件数(米)

3日

雇用統計(米)

耐久財受注(米)

ISM非製造業景況指数(米)



株式相場の見通し

南アフリカで発見された新たな変異株をきっかけに、アジア株から総崩れし、ニューヨークダウも一時1000ドル安となった。欧州各国は南アフリカからの渡航を禁止する動きを取っており、アフターコロナ関連株中心に大幅に下落。今後の動向に注視をしていきたい。欧州は再びロックダウンなどの措置をとる国が増えており、これがG7の国に波及すれば、株式市場にとっては大きなマイナス要因になろう。


そのような中、インフレ率の動向にも注視をしたい。中央銀行関係者はインフレは一時的と言い続けているものの、各証券会社はインフレ上昇による利上げ回数が数回になるというレポートを出してきており、マーケットのインフレに対する警戒感は高まる一方だ。また、今週はブラックフライデーの結果や年内最後の雇用統計、年末商戦の動向に注目がシフトしていくと考える。


インバウンド・旅行関連銘柄は期待先行の剥落と新種の変異株の報道によって大きく株価は下落したものの、厳しい業績内容を徐々に織り込んでいくと考える。今後投資していく場合は、各個別銘柄の業績をきちんと精査する必要があるだろう。


筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事



会社紹介

 Japan Localizedは東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。現在はライブストリームで日本各地からオンラインツアーを行っております。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。

 

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