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ANAも公募増資へー11月第4週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し

11月第4週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し



2020年11月29日

執筆:インバウンドアナリスト

宮本 大



主要指数(週)


TOPIX(先週差)

始値1754.39高値1792.97 安値1754.20 終値1786.52(+59.13)

予想PER28.44 予想PRB1.16 予想EPS 62.81

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値25,901.45 高値26,706.42 安値25,901.45 終値26,644.71(+1,117.34)

NT倍率14.91



旅行関連株の週間パフォーマンス





11月4週目の株のまとめ


 週初からイエレン前FRB議長が次期財務長官に指名の報道や新型コロナウイスルのワクチン報道、トランプ大統領がバイデン次期大統領への政権移行プロセスを容認したことも好感され、日経平均株価は続伸してスタート。アメリカの感謝祭の休日で利益確定売りも、日本株は強い押し目買いの需要や週末のNTTドコモのリバランスのTOPIX買いの需要もあり、日経平均株価は4日続伸し、連日バブル後高値を更新。


 旅行関連株は引き続き強い地合いを背景にワクチン期待で景気敏感株の買いも続き、TOPIXをアウトパフォームする銘柄が多かった。公募増資をした日本航空JALの受渡日の売りも消化しつつも、公募増資の観測記事があった全日空ANAを大きくアウトパフォームした。



11月5週目及び12月1週目の株の材料と動き


30日

鉱工業生産(日)

百貨店・スーパー販売額(日)

製造業・非製造業PMI(中)

シカゴPMI(米)

サイバーマンデー(米)


1日

完全失業率(日)

消費者物価指数(欧)

ISM製造業指数(米)


2日

ユーロ圏失業率(欧)

ベージュブック(米)

ADP雇用統計(米)


3日

ユーロ圏小売売上高(欧)

新規失業保険申請件数(米)

ISM非製造業指数(米)


4日

雇用統計(米)


 11月5週目、12月1週目のスケジュールとしては、アメリカのサイバーマンデーやベージュブック、ISM景況感指数、雇用統計と重要指標が続く。



インバウンド及び国内旅行関連モニタリング銘柄の動き


 以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。



インバウンド銘柄の主な材料は:


・ANAは公募増資で最大3321億円の資金を調達すると発表。発行済株式数は最大で約4割増加、自己株式を除く希薄化率は29.5%となる見込み。調達額のうち2000億円を発注済みのボーイング787型機の導入費用などに充て、残りを長期債務の返済に充当





 以下の図は国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。



国内旅行関連銘柄の主な材料は:


・HISは通販サイト「From the WORLD」をオープン。同サイトは、海外69カ国に現地拠点を活用した “世界のよりすぐりのモノ”を販売するセレクトショップ型の通販サイト


・11月(25日まで)東海道新幹線の利用状況が前年同期比50%減まで改善。21~23日の3連休が前年実績と比べ35%減にとどまったことが寄与した。


・24日、政府は札幌・大阪を目的地とする旅行のGoToトラベル利用を対象外に。また、27日には両市発の旅行でGoToトラベル利用自粛を要請した。




筆者の個人的見解


 来週も強い相場が続くと考える。4兆円規模の中間配当が再投資される需給面、また出遅れ感がある日本株の見直し買いを考えている外国人投資家などの需要が支えになろう。またアメリカの財務長官にイエレン前FRB議長を指名するなど、アメリカの金融・財政政策で安心感があり、引き続き強気相場が続くと考える。


 日本株はワクチン相場で景気敏感株に買い続いているが、飲食店の時短営業要請やGoToトラベル事業の一部地域の中断など、モメンタムを押し下げる材料が連日続いており、実体経済の悪化が避けられぬと考えている。今は強気相場で銘柄の業績関係なく楽観的に株を買っているプレイヤーが多いと考えるが、何かのきっかけで株価が崩れる可能性があるので、注意が必要だろう。またドル円も円高が続いている中、為替相場が無視されている状態が続いているが、円高による実態経済の影響も注視しておかなければならない。


 前から言い続けているが、TOPIXのPERは過去に比べて割高な水準にあり、株価が実体経済を映しだす鏡ではなく、金余りの象徴になってしまっている事に留意しておく必要がある。景気回復の実態が伴わない株価上昇であり、どこかでそのツケを払わなければならない日が来るであろう。



筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事



会社紹介

Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。


 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。




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