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来週のインバウンドと旅行関連銘柄の株価の動きは?

7月第3週のインバウンド銘柄及び国内旅行関連の株価の動き


2020年7月19日

インバウンドアナリスト宮本 大



主要指数 7月第3週

TOPIX

始値1557.17 高値1590.62 安値1554.26 終値1573.85

+16.68ポイント

予想PER19.75 予想PRB1.17 予想EPS79.68

※モーニングスターより


日経平均株価指数

始値22,591.81 高値22,965.56 安値22,538.78 終値22,696.42

+104.61

NT倍率14.42



7月3週目のまとめ

 

 東京都内で連日200人を超える新型コロナウイルスの感染者数の報道で株価が大きく動く場面が見れたが、米国でのコロナウイスルワクチンの報道や米国企業の決算内容により米国株が大きく崩れることがなかったので、日経平均及びTOPIXは週初より上昇して取引を終えた。


  日本政府観光局が発表した、2020年6月単月の訪日外国人旅行者数が2600人となった。また観光庁が17日に発表した主要旅行業者の旅行取扱状況速報は海外旅行は前年同月比▲99%、外国人旅行(インバウンド)は前年同月比▲99.8%、国内旅行は前年同月比▲96.6%となった。



7月4週目の材料


 日本株式市場の主な材料としては、①米国の追加景気刺激策の動向、米国企業の決算、米中貿易摩擦、ウイスルのワクチン動向、また国内では新規感染者数の動向、②Go To トラベルでの政局混乱などが主な材料と考える。ただし、23日と24日が祝日の事もあり、積極的にポジションを取りに行くことは考えづらいだろう。需給面からすると先週から外国人投資家が5週間ぶりに日本株を買い越し、その流れが継続しているのかも注目だろう。



インバウンド及び国内旅行関連銘柄の動き

 以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 資生堂、コーセなどの化粧品関連銘柄が徐々に回復していくだろうと考える。百貨店はインバウンドの消滅に加えて、緊急事態宣言期間での営業自粛や時短営業の影響が大きかった上、今後の回復のシナリオが見通せなく、マーケットからの評価は厳しい。力の源などの外食関連株も引き続き厳しい状況が続くと予想される。JALなどの空運株は国内での人の動きが徐々に回復しているものの、国際線の回復が見通せないため、株価も低位での推移が続くと予想する。


以下の図は国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価動向である。


 旅行代理店の株価の戻りは鈍く、Go To トラベルキャンペーンの効果の期待感も大きくない。JR東海なども人の移動の減少や旅行客減少の影響に加えて、鉄道株全般に言えることだがテレワークの普及が今後浸透することが予想されるため、株価の戻りも鈍い。ホテル業は藤田観光や星野リゾートなども厳しい経営環境が続くと考えられ、株価の戻りもいまいちな動きとなろう。





■会社紹介

 Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティングなど、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。



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