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国内インフレに要注意|1月第2週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し

インバウンド・国内旅行関連銘柄の投資情報

今週のインバウンド及び国内旅行関連銘柄の情報

インバウンド銘柄の主な材料は:


・JALは、22年1月~3月の国際線の運航計画を発表。運航率は20年度計画比28~30%で、コロナ禍で入国規制が長引く中、大幅な減便を続ける。


・ANAとJALは国内線の追加減便を発表。ANAは、羽田-新千歳線を中心に減便する。減便後の1月の運航率は20年度計画比93%となる。JALは、羽田―那覇線、関西―新千歳線などを減便する。減便後の1月の運航率は当初計画比94%となり、前回発表時から3%ポイント低下する。


・寿スピリッツは22年3月期3Qの売上状況を発表。累計の売上は前年同期比41%増の229億円となる見込み。インバウンド需要は消失しているものの、緊急事態宣言の解除により、土産物需要は回復基調にある。特に、12月は帰省回復も追い風となり、前年同月比52%増となった。この水準はコロナ禍前の前々年比96%まで回復していることを示唆している。


・力の源ホールディングスは、国内・海外店舗4店舗の閉店に伴い、特別損失の計上見込みを発表。減損損失等は計1.6億円になる見込みである。


国内旅行関連銘柄の主な材料は:

・KNT-CTホールディングスの11月の旅行取扱高は国内旅行が前々年比45%減、海外旅行が同98%減、外国人旅行が同94%減となった。国内旅行は緊急事態宣言の解除の影響により、学生団体旅行を中心に回復傾向にある。



1月2週目の株式相場のまとめ

米国のインフレに伴い、年4回の利上げが意識され、米国10年債が一時1.8%まで上昇。ハイテクグロース株が大幅に売られる展開となった。それに加えてオミクロン変異株蔓延に伴う日本国内で新規コロナ感染者数が増加したことが嫌気され、総じて軟調な地合いであった。また、先週から引き続き追証回避に伴う個人投資家の売りが続き、マザーズ指数や個人投資家に人気の銘柄などが大幅安となった。


モニタリングをしているインバウンド・旅行関連銘柄はまん延防止等重点措置が沖縄などの地域に発令されたことに加え、外国からの新規入国停止する水際対策が2月末まで延長されたことが嫌気され、化粧品3社の株が大幅に売られる展開となった。


主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値1993.61 高値2021.09 安値1962.03 終値1977.66 (▲18.02)

予想PER13.95 予想PRB1.09 予想EPS 143.20

※モーニングスターより

日経平均株価指数(先週差)

始値28,380.90 高値28,814.31 安値27,889.21  終値28,124.28 (▲354.28)

NT倍率14.22

日経平均株価推移

インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス


インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス

以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移である。



インバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移

モニタリングをしているインバウンド関連銘柄はオミクロン変異株に伴う新規コロナ患者数の増加により、まん延防止等重点措置が沖縄県などの地域に発令されたことや、水際対策が延長されたことが嫌気されたことにより、インバウンド回復期待後退から売られる展開が続いた。

インバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移

モニタリングをしている国内旅行関連株はまん延防止等重点措置が発令された事が嫌気された上、個人投資家に人気の高い、エアトリなどが引き続き売られる展開となった。一方、星野リゾートREITは強いブランド力を背景にこじっかりな展開となった。


1月2週目の材料

17日

機械受注(日)

米国休場(米)


18日

日銀政策金融決定会合(日)

鉱工業生産指数(日)

ニューヨーク連銀製造業景気指数(米)


19日

住宅着工件数(米)


20日

新規失業保険申請件数(米)


21日

消費者物価指数(日)

景気先行指数(米)


株式相場の見通し


FRBによる利上げが警戒される中、ハイテクグロース株や仮想通貨からの資金流出が続く。今後もインフレが続くのであれば、この流れが加速するだろう。それに加えて、日本国内のインフレにも注視が必要で、今週開かれる日銀金融政策決定会合にも注意が必要だ。特に円安原油高が日本経済に与えている影響は大きい。それに加えて、オミクロン変異株の蔓延に伴う社会経済活動の停滞や国内外のサプライチェーンなどにも注意が必要だろう。筆者個人的にはインフレ、円安に耐えうる銘柄に資金をシフトする事をお勧めする。長年日の目を浴びなかった銀行株がその代表だろう。


インバウンド・旅行関連株は国内の新規コロナ感染者数の増加がピークアウトしたところで拾っていければいいと考える。


筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事


会社紹介

 Japan Localizedは東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。現在はライブストリームで日本各地からオンラインツアーを行っております。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。




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