インバウンド・国内旅行関連銘柄の投資情報
今週のインバウンド及び国内旅行関連銘柄の情報
インバウンド銘柄の主な材料は:
・JALは1月の運輸実績を発表。国際線の利用率は29%、国内線は42%となった。旅客数は国際線が前年比1.9倍、国内線が同2.2倍。コロナ禍前の前々年比(試算)では国際線が89%減、国内線が49%減となった。国内線はコロナ感染症の再拡大により前月の28%減からマイナス幅は拡大した。
国内旅行関連銘柄の主な材料は:
・HISは創業者の沢田会長兼社長が社長職を退き、矢田取締役が3月1日付で社長に就く人事を発表。沢田氏は代表権のある会長とグループ最高経営責任者(CEO)にはとどまる。経営と執行の分離を明確化し、業績の立て直しを図る。
2月4週目の株式相場のまとめ
ウクライナ情勢一色の一週間であった。米国株の大幅な下げにつられるように、日経平均株価はあっさり26,000円を割れた。しかし、週末ロシアがウクライナに侵攻したものの、戦争が早期に終了する期待感から、株は大きく買い戻された。
旅行・インバウンド関連銘柄はウクライナ情勢と国内の新規コロナ感染者数も減少しないこともあって、全体的に大きく下げた。特に個人投資家に人気のエアトリやオープンドアなどのパフォーマンスの悪さが目立った。
主要指数(週)
TOPIX(先週差)
始値1901.21 高値1914.70 安値1843.38 終値1876.24 (▲48.07)
予想PER12.75 予想PRB1.07 予想EPS 147.15
※モーニングスターより
日経平均株価指数(先週差)
始値26,771.58 高値26,998.47 安値25,775.64 終値26,476.50 (▲645.57)
NT倍率14.11
インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス
以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移である。
モニタリングをしているインバウンド銘柄は終始ウクライナ情勢に振り回させる一週間であった。加えて国内のコロナ感染者数の減少ペースが遅いのも材料視され、Jフロントや寿スピリッツの下落が目立った。
モニタリングをしている国内旅行関連銘は追証回避の売りで個人投資家に人気の銘柄の下落が目立った。特に、エアトリは15%以上下落した。しかし、週末ウクライナとロシアの戦争が早期に集結する事への期待感から反発した。
3月1週目の材料
28日
鉱工業生産(日)
1日
2日
ISM製造業景況(米)
ADP雇用統計(米)
3日
新規失業保険申請件数(米)
4日
雇用統計(米)
ISM非製造業景況(米)
株式相場の見通し
今週もウクライナ情勢一色の相場であった。しかし、相場では戦争は買いなのである。実際にロシアがウクライナに侵攻してから、相場は反転。マーケットは戦争の早期終結を見込んでいる。一方、今後ロシアへの制裁とその抵抗措置がどれほど実体経済に影響するのかは、まだはっきりと見えてこないが、原油は一時100ドルを突破。各国インフレで苦しむのかで、金融引き締めが相場へネガティブ要因として働く。
日本株も大きく下落し、TOPIXのPERは12倍台と、過去の水準からして割安だと判断できる。特にアフターコロナ銘柄や低PER好業績銘柄が割安でゴロゴロ転がっている。ここは拾いに行きたい。
しばらくマーケットはウクライナ情勢一色だが、そろそろ3月FOMCの話題がマーケットを賑わすだろう。まだまだリスク性資産はボラタイルな動きが続く。戦争も恐ろしいが、生活に直結するインフレと景気停滞が合わさったスタグフレーションが一番恐ろしい。
筆者紹介
・立命館大学卒
・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社
・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当
・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)
・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事
・まいまい京都・東京事務局
・会計事務所にて、資金調達・事業計画アドバイザー
・訪日ラボで「株式市場からインバウンド復活の動向を読み解く」を連載中
会社紹介
東京、京都、大阪、広島で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。現在はライブストリームで日本各地からオンラインツアーを行っております。
また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。
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