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インバウンド・旅行株の買い時か!?インバウンド・国内旅行関連銘柄の投資情報

Updated: Dec 26, 2021

12月第3週のインバウンド株及び国内旅行株の動きと見通し


今週のインバウンド及び国内旅行関連銘柄の情報

インバウンド銘柄の主な材料は:

・ANAは22年1月~3月の国際線の運航計画を発表。運航率は20年度計画比22~23%で、コロナ禍で入国規制が長引く中、大幅な減便を続ける。


・ANAとJALは年末年始の予約状況を発表。国内線予約数はANAが前年比12%増、JALが同65%増で、コロナ禍前の前々年比で70%~80%の水準まで回復を見せている。一方で、国際線の予約数は両社とも前々年比で90%減の水準であり、引き続き低調である。


・Jフロントリテイリングは、大丸松坂屋百貨店の12月の既存店売上についてコメントした。14日までの累計で対前年13%増(対前々年▲8%減)で推移。入店客数の増加やラグジュアリーブランドの売上が好調なことが、前年比増加の要因となっている。


・マツキヨココカラカンパニーは、11月の月次売上を発表。統合後の既存店売上は前年同月比7%減。統合前の会社別でみる。


国内旅行関連銘柄の主な材料は:

・JR東海は東海道新幹線の12月中旬までの利用状況を発表。12月は16日までの利用状況は前年比56%増となった。コロナ禍前の前々年比では36%減で、前月の41%減から回復傾向にある。


・星野リゾート投資法人は21年10月期決算を発表。営業収益は前期比5%増の48億円、純利益は同4%減の14億円。1口あたりの分配金は6344円と、前期と同水準となった。星野リゾートブランドはマイクロツーリズム需要獲得に向けた取組みを進めたことにより、運用実績は底堅く推移した。ハイアットなどの都市型ホテルの物件の苦戦が続いていたが、10月の宣言解除以降、需要の回復傾向が見られている。22年4月期は営業収益12%増、純利益24%増を見込む。


・エアトリは投資事業の状況を発表。2017年から累計71社、55億円の投資を実施し、回収・直近評価額の合計は145億円、投資倍率は263%となっている。投資先のIPO実績は10社。直近ではラストワンマイルが東証マザーズに上場した。また、12月23日には関連会社のハイブリッドテクノロジーズがマザーズに上場予定である。


12月3週目の株式相場のまとめ

FOMCを挟んで方向感に欠ける展開だった。FOMC通過後は安心感があったものの、週末英国中央銀行(BOE)が予想外の利上げを行った事をきっかけに米国ハイテク株が急落し、週末の日経平均株価もつられて大幅安となった。また、マザーズが新規IPOラッシュの反面、大幅安となった。


モニタリングをしているインバウンド・国内旅行銘柄は総じて軟調な展開であった。背景にはオミクロン変異株が世界で蔓延し、フランスがイギリスからの入国制限をかけることが嫌気された。


主要指数(週)

TOPIX(先週差)

始値1991.47 高値2014.43 安値1966.82 終値1984.47 (+8.99)

予想PER14.15 予想PRB1.11 予想EPS 140.24

※モーニングスターより


日経平均株価指数(先週差)

始値28,705.26 高値28,070.08 安値28,309.67  終値28,545.68 (+107.91)

NT倍率14.38

日経平均株価とトピックスのチャート

インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス


インバウンド・旅行関連銘柄の株価週間パフォーマンス

以下の図はインバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移である。 


インバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移

モニタリングをしているインバウンド関連銘柄は総じて軟調な展開も、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは業績回復期待から株価は上昇した。


インバウンド及び国内旅行関連銘柄の昨年末からの対TOPIXでの株価推移

国内旅行関連株は子会社のGoToトラベル不正問題があったHIS株の自立反発があったものの総じて軟調な展開であった。特にオミクロン変異株の報道でJRなどの鉄道株が軟調に推移した。


12月3週目の材料

20日

21日

経常収支(米)

22日

GDP確報値(米)

23日

耐久財受注(米)

新規失業保険申請件数(米)

24日

消費者物価指数(日)



株式相場の見通し


FOMC後に金利が低下し、米国株が上昇したことに筆者は驚いた。しかし、そのあとBOEが予想外の利上げを行ったことによって、インフレ懸念がマーケットを揺さぶった。日本に住んでいるとインフレを感じる事があまりないが、原材料高、円安がじわじわと生活に影響を及ぼし始めている。また、オミクロン変異株の蔓延で物流が滞り、半導体不足問題も続くであろう。


S&P株価指数のPERはまだ高水準にあり、それがいつ巻き戻るのかが、市場が注目しているポイントである。そのトリガーはインフレ率だ。今後、インフレに関する指標がさらに注目を集めることになろう。

一方、日本はデフレ、低成長、株安のサイクルが続く。加えて岸田総理は市場から不人気であり、日本株が全体的に上昇するのは難しいだろう。


インバウンド・旅行関連株はオミクロン変異株が国内に蔓延するかどうかによって大きく値動きが変わるだろう。また、インバウンドとアウトバウンドは外国人の新規入国制限の延長もあり、厳しい経営環境が続くと考える。


筆者紹介

・立命館大学卒

・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社

・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当

・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)

・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事



会社紹介

 Japan Localizedは東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。現在はライブストリームで日本各地からオンラインツアーを行っております。

 また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。

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