2021年2月訪日外国人客数
2021年3月
執筆:インバウンドアナリスト
宮本 大
日本政府観光局が発表した2021年2月の訪日外国人客数は2月単月で7,400人となった。同年前月比は▲84.1%と大幅減。前年同月比は▲99.3%となった。
国別で見ていくと、アジアでは中国7,400人、ベトナムは200人、と上位2か国からの入国者は大幅に減少。韓国は900人、台湾は400人と先月微減となった。
英国70人、フランス80人、ドイツ50人、米国400人と大幅に減少。緊急事態宣言の延長による水際の対策の強化と新規入国一時停止の影響が大きく数値に現れた。
以下の図は北南米・欧州・豪州の地域合計の2020年12月分まで反映。
以下の図はアジア地域合計の2020年12月分まで反映。
日本政府は緊急事態宣言発令により、水際の対策を強化。2020年12月28日から2021年3月末まで原則として全世界からの新規入国を拒否。その影響もあって、訪日外国人客数は再び千人台となり、17か月連続で昨年訪日客数を下回った。
引き続き厳しい入国制限により、国境を跨ぐ人の移動は低位に推移すると考える。また、東京オリンピックに外国人観光客受け入れ見送りが予測され、今年の訪日客数も厳しい数値になると考える。
筆者紹介
・立命館大学卒
・SMBCフレンド証券(現SMBC日興証券)を経てかんぽ生命保険入社
・外国債券・為替ポートフォリオマネイジメント、日本株アナリスト兼株式ポートフォリオマネイジメントを担当
・米国College of William & Mary School of Business 卒(MBA)
・Japan Localized設立後、訪日観光客向けへ体験ツアーの企画運営、インバウンド市場のリサーチ業務に従事
会社紹介
Japan Localizedは現在、東京、京都、大阪で訪日観光客向けのガイドツアーの運営を行っています。これまで、+50,000人以上訪日観光客へツアーを遂行しました。トリップアドバイザー社の”旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の体験・ツアー2020”で日本全国第3位に選出されています。
また、北米、欧州、豪州、南米からのインバウンドに特化したツアーの企画、リサーチ、マーケティング、英語及びスペイン語のツアーガイドの養成・研修、欧米豪南米インバウンド向けビジネスコンサルティング、メルマガ発行など幅広くインバウンドビジネスサービスを提供しております。詳しい情報やお問い合わせは弊社のホームページのお問い合わせフォームからお願い致します。
Commentaires